無線通信や半導体テストに最適

モデル「40-878 (PXI)」および「42-878 (PXIe)」は、無線通信や半導体テストに最適です。これらのMEMSベースのRFマルチプレクサは、従来のEMR (電気機械式リレー) の代替品と比較して、動作寿命の大幅な延長 (最大300倍)、動作速度の高速化 (最大60倍)、より高い帯域幅、およびRF電力処理の増加を実現します。また、挿入損失はEMRと同程度であり、ソリッドステート・スイッチよりもはるかに低くなります。

このモジュールは、50Ω 4:1 RFマルチプレクサです。さまざまなサイズのテスト・アプリケーションに対応するため、「40/42-878」シリーズは、シングル、デュアル、またはクワッドの4チャネル・マルチプレクサが利用可能であり、すべて1つのPXIまたはPXIeシャーシ・スロットを占有するため、シャーシ選択の柔軟性とスロット数の最小化を実現しています。「40-878」は、ピカリングのLXI/USBモジュラー・スイッチング・シャーシでもサポートされており、PXI、LAN、またはUSB制御のスイッチング・ソリューションを同じ高レベルの性能で使用することが可能です。このモジュールは、SMBまたはMCXコネクタで提供され、アプリケーションに最適なインターフェースを選択することができます。

「40/42-878」シリーズの動作寿命は30億回を超え、EMRベースのソリューション (通常1,000万回) をはるかに上回り、リレーの摩耗や修理の必要性によるシステムの停止時間を最小限に抑えることができます。また、動作速度がわずか50µsであるため、テスト・サイクル時間を最小限に抑え、従来EMRのスイッチング動作1回に必要だった時間で複数のトランジションを実行できるため、システムのスループットを最大化することができます。また、この高速スイッチングによって、より多様なアプリケーションに対応することができます。